帯域・遅延
営業所が動き始めました。会議室のWi-Fiで本社とWeb会議をしたら、映像がカクカクして、声も遅れて聞こえます
帯域は、一度にどれだけの量のデータを送れるか(回線の太さ)です。
遅延は、データが相手に届くまでにかかる時間(待ち時間)です。どちらも「遅い」と感じる原因になりますが、別のものです。
- 帯域は、一度にどれだけの量のデータを送れるか(太さ)
- 遅延は、データが相手に届くまでにかかる時間(待ち時間)
- 帯域と遅延は別もの
身近な例えで理解する
車線の多い道路は、一度にたくさんの車が通れます。でも目的地が遠ければ、道が空いていても着くまでに時間がかかります。
- 車線の数帯域
- 目的地に着くまでの時間遅延
- 遠い目的地遠くのサーバー
- 車線を増やしても距離は縮まない帯域を広げても距離による遅れは減らない
たくさん運びたいなら車線(帯域)が、早く着きたいなら近さ(遅延の小ささ)が効きます。
ちょっと確認
次の症状は、主に「帯域」と「遅延」のどちらの問題?
左から1つ選び、次に右から合うものを選んでください。
例えを外して、実際のしくみ
帯域(太さ)
一定の時間に送れるデータの量です。1秒あたりのビット数(bps)で表し、Mbps(1秒に100万ビット)、Gbps(1秒に10億ビット)のように書きます。1バイトは8ビットなので、100Mbpsで1秒に送れるのは、理屈の上でも約12.5MB(メガバイト)ほどです。営業所の回線は、そこにいる全員で分け合っています。誰かが大きなファイルをダウンロードすると、ほかの人の分が減ります
遅延(待ち時間)
別ものとして考える
大きなファイルのダウンロードに時間がかかるのは、主に帯域の問題です。Web会議の声が遅れる、操作してから反応までに間があるのは、主に遅延の問題です。帯域を広げても、遠い相手との遅延はあまり変わりません
このページのまとめ
- 帯域
- 一度に送れるデータの量(太さ)。bps・Mbps・Gbpsで表す
- 遅延
- データが相手に届くまでの時間。ms(ミリ秒)で表す
- 回線が細い
- 帯域が小さく、たくさんのデータを一度に送れないこと
- ラグい
- 遅延が大きく、反応が遅れること(くだけた言い方)
先輩のひとことの意味
先輩「回線が細いのか、遅延が大きいのか、切り分けよう」
「Web会議の調子が悪いのは、回線で送れる量(帯域)が足りないのか、届くまでの時間(遅延)が大きいのか、どちらが原因かを分けて調べよう」という意味です。たとえば、ほかの人の大きなダウンロードを止める、有線でつないでみる、pingで往復の時間を見る、などで確かめます。
練習問題で確かめる
回線の説明に「100Mbps」「20ms」とありました。正しい読み方は?
なぜ?
参考資料
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