ディレクトリとパス
設定ファイルを見つけたので、作業記録に「sampleapp/app.conf を確認」と書きました。それを見た
ディレクトリは、ファイルを入れておく入れ物(フォルダ)です。
パスは、ファイルやディレクトリの場所の書き方です。/ から書くのが絶対パス、今いる場所から書くのが相対パスです。
- ディレクトリはファイルを入れる入れ物(Windowsのフォルダと同じ考え方)
- パスはファイルの場所の書き方
- 今いる場所(カレントディレクトリ)は pwd で分かり、cd で移動する
- 手順書や作業記録には、誰がどこから読んでも同じ場所を指す絶対パスで書く
身近な例えで理解する
「正門から入って、本館の2階、3年1組」と言えば、誰がどこにいても同じ教室に着きます。「ここの隣の教室」は、今どこにいるかで指す教室が変わります。
- 正門
- 「正門から入って本館の2階、3年1組」絶対パス
- 「ここの隣の教室」相対パス
- 今自分がいる教室カレントディレクトリ
電話で道を聞かれたら、相手がいる場所が分からないので、正門から説明します。手順書も同じで、読む人がどこにいるか分からないので絶対パスで書きます。
ちょっと確認
次のうち、絶対パスはどれ?
例えを外して、実際のしくみ
絶対パスと相対パス
/etc/sampleapp/app.conf のように / で始まるのが絶対パスで、どこにいても同じ場所を指します。sampleapp/app.conf のように / で始まらないのが相対パスで、今いる場所から先をたどります
今いる場所
カレントディレクトリと呼びます。pwd で表示し、cd ディレクトリ で移動します。. は今いる場所、.. は1つ上を表します
~ (チルダ)
シェルでは、自分のホームディレクトリ(ふつうは /home/ユーザー名。中身は環境変数 HOME の値→50 環境変数)を ~ と書けます
user2@vm:~$ pwd
/home/user2
user2@vm:~$ cd work
user2@vm:~/work$ pwd
/home/user2/work
user2@vm:~/work$ cd ..
user2@vm:~$ pwd
/home/user2
user2@vm:~$ cd /etc/sampleapp
user2@vm:/etc/sampleapp$ pwd
/etc/sampleapp
user2@vm:/etc/sampleapp$ cd ~
user2@vm:~$ pwd
/home/user2行の頭の user2@vm:~$ の ~ や /etc/sampleapp の部分も、今いる場所を表しています。cd work は相対パス、cd /etc/sampleapp は絶対パスです。
このページのまとめ
- ディレクトリ
- ファイルを入れる入れ物(フォルダ)です
- 絶対パス
- / から書く場所です。どこから見ても同じ場所を指します
- 相対パス
- 今いる場所から書く場所です。いる場所で指す先が変わります
- . / ..
- 今いる場所 / 1つ上の場所です
先輩のひとことの意味
先輩「どこから見た場所か分からないから、絶対パスで書いて」
「sampleapp/app.conf」は、自分がどこにいたかを知らない人には場所が分かりません。「/ から始まる書き方(例:/etc/sampleapp/app.conf)で、誰が読んでも同じファイルを指すように書いて」という意味です。
練習問題で確かめる
その理由は?
今 /home/user1 にいる。.. が指す場所は?
参考資料
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