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ログ

Linux

配属して数週間。朝、総務から「備品予約システムが、10時ごろからときどき開けない」と問い合わせが来ました。先輩に相談すると

「エラー出たらまずログ見て」
「ログ」って、何のことだろう…?

ログは、サーバーやソフトが「いつ・どこで・何が起きたか」を書き残した記録です。

調子が悪いときは、まずログを読んで手がかりを探します。

このページで分かること読む 約3分・問題 3問
  • ログは、サーバーやソフトが「いつ・何が起きたか」を書き残した記録
  • 1行のログには、多くの場合「時刻」「どこ(どのソフト)が」「内容」がまとまっている
  • Linuxのログは多くが /var/log の下にある
  • 問い合わせの時刻と、ログの時刻を突き合わせて読むのがコツ

身近な例えで理解する

病院では、受診のたびに「日付・どの科で・どんな症状で・何をしたか」がカルテに書き足されていきます。

  • カルテの1回分の記録ログの1行
  • 日付時刻
  • どの科でどのソフトで
  • 症状と処置エラーや警告の内容
  • 医師が前の記録を読み返す不調のとき人がログを読む

調子が悪くなったとき、医師はまずカルテを読み返して、いつから・何があったかを確かめます。サーバーも同じで、ログを読めば、どこでつまずいたかの手がかりがつかめます。

ちょっと確認

Q14択

サーバーのログに、ふつう記録されないものは?

例えを外して、実際のしくみ

ここからは実際のしくみ
1行に書かれていること

多くのログは、時刻・機器の名前・どのソフト(サービス)か・内容が1行にまとまっています。重要度(「エラー」「警告」「お知らせ」など)も一緒に記録されることが多く、syslog というログの決まり(RFC 5424)では8段階あります。また、ふだんの動きの記録と、不具合を知らせる記録があります。たとえばWebサーバーでは、誰がどのページを見たかを残す「アクセスログ」と、うまく処理できなかったことを残す「エラーログ」を分けて書くことが多いです。調子が悪いときは、まずエラーログに「エラー」や「警告」が出ていないかを探します

ログの置き場所

Linuxでは多くのログが /var/log というディレクトリの下にあります。ファイルの名前はOSやソフトによって違います

journalctl で読む

systemdという仕組みを使うOSでは、journalctl コマンドでログを読めます。-u サービス名 でサービスごと、--since で時刻を指定して絞れます

時刻で絞るのがコツ

ログは大量です。「10時ごろから開けない」なら、まず10時前後の行を見ます。エラーが出はじめた時刻が分かると、原因を探す範囲がぐっと狭まります

このページのまとめ

ログ
いつ・どこで・何が起きたかの記録
重要度
エラー・警告・お知らせなど、出来事の重さの段階
/var/log
Linuxでログが多く置かれている場所
journalctl
systemdのログを読むコマンド
エラーログ
不具合や異常を知らせる記録。不調のときにまず見る

先輩のひとことの意味

先輩「エラー出たらまずログ見て」

「あてずっぽうで直そうとせず、まずサーバーの記録を見て、いつから・何が起きているかを確かめて」という意味です。今回なら、問い合わせのあった10時ごろのログに、エラーが出ていないかを探します。読んでみると、10時ごろから「応答が遅い・時間切れ」というエラーが増えていました。次は、サーバーまで通信がそもそも届いているかを確かめます。

練習問題で確かめる

Q2先輩のひとこと
先輩「10時ごろから開けないって問い合わせだよ」

まずログのどこを見る?

Q3並べ替え

問い合わせを受けてからの流れを、正しい順に並べてください。

下のカードを、正しい順にタップしてください。

参考資料

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