HTTP/HTTPS
調べものが終わり、エラーは「サーバーの返事が遅すぎて時間切れになった」という意味だと分かりました。新人は総務に「調査中です。開けないときは、こちらのURLからもう一度開いてみてください」と返信を書いていました。URLは http:// で始まっています。それを見た
HTTPは、ブラウザとWebサーバーがページをやりとりするときの決まりです。
HTTPSは、そのやりとりを暗号化などで守ったもので、途中でのぞかれたり書きかえられたりしにくくなります。
- HTTPは、ブラウザとWebサーバーがやりとりするときの決まり(プロトコル)
- HTTPSは、HTTPのやりとりをTLSという仕組みで守ったもの
- 05で出てきた番号の続き:番号を書かなければ、httpは80番、httpsは443番が使われる
- HTTPのままだと、パスワードなどが途中でそのまま読まれるおそれがある
身近な例えで理解する
お店の窓口で用件を伝えると、担当者が答えてくれます。人の多いカウンターで話すと、後ろに並んでいる人にも話の中身が聞こえてしまいます。住所や連絡先のような大事な話は、仕切られた相談室に移って話せば、外には聞こえません。また、担当者が首から下げている、会社が発行した社員証を見れば、本当にその会社の人か確かめられます。
- 用件を伝える答えてもらう → リクエスト → レスポンス(HTTPのやりとり)
- 人の多いカウンターで話すHTTP(中身がそのまま流れ、途中で読まれるおそれがある)
- 仕切られた相談室で話すHTTPS(中身が暗号化され、途中の人には分からない)
- 社員証で、本当にその会社の人か確かめる証明書で、つないだ相手が本物のサーバーか確かめる
カウンターでも相談室でも、「頼む → 答える」のやりとりそのものは同じで、話す場所の守りが違うだけです。HTTPSも、HTTPのやりとりをTLSで守ったもので、やりとりの決まりはHTTPと同じです。違うところもあります。社員証は担当者の会社が出したものですが、HTTPSの証明書は、サーバーの持ち主とは別の、信頼できる発行元が出したものです(→59 SSL/TLS証明書)。
ちょっと確認
何が危ない?
例えを外して、実際のしくみ
HTTPSで守られること
TLSという仕組みで、①途中でのぞかれない(暗号化)、②途中で書きかえられたら分かる、③つないだ相手が本物のサーバーか確かめられる、の3つが守られます
05 ポート番号の続き
URLに番号を書かなければ、http:// は80番、https:// は443番が使われます。前に「443番が開いているか確認して」と言われたのは、HTTPSの窓口だったからです
httpのままの危なさ
HTTPでは中身がそのまま流れるので、途中の機器でパスワードなどを読まれるおそれがあります。社内のシステムでも、ログインがあるならHTTPSを使います
このページのまとめ
- HTTP
- ブラウザとWebサーバーがやりとりする決まり(80番)
- HTTPS
- TLSで守ったHTTP(443番)
- リクエスト / レスポンス
- 「ください」と頼む / 中身と結果を返す
- ステータスコード
- 結果を表す番号(200 成功、404 見つからない など)
先輩のひとことの意味
先輩「httpsじゃないと危ないよ。ログイン画面だし」
「http:// のURLで案内すると、総務の人がログインしたとき、パスワードが暗号化されずに流れてしまう。https:// のURLで案内して」という意味です。新人はURLを https:// に直して送りました。さて、問い合わせの本題である「ときどき開けない」の原因は、まだ分かっていません。次はサーバーの中を見ていきます。
練習問題で確かめる
URLを https://example.jp/ のようにポート番号を書かずに開いたとき、使われるポート番号は?
HTTPSにすることで得られるものとして、間違っているものはどれ?
参考資料
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