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監視・アラート

クラウド

パッチと再起動の翌日。「また同じことが起きたら、問い合わせが来る前に気づきたいね」と先輩が言い、新人と一緒に「メモリ使用率が90%以上の状態が続いたら、メールで知らせる」設定を入れました。数日後の朝

「夜中にアラート鳴ってたよ。問い合わせが来る前に気づけたね」
「監視・アラート」って、何のことだろう…?

監視は、サーバーの状態を自動で見続けて記録することです。

アラートは、決めた条件を超えたときに、メールなどで知らせてくれるしくみです。

このページで分かること読む 約3分・問題 2問
  • 監視は、サーバーの状態(CPU・メモリ・ストレージの使い方、pingに返事をするか、Webページが開けるか)を、自動で見続けて記録すること
  • アラートは、決めた条件(しきい値
  • 監視があると、利用者から問い合わせが来る前に、不調に気づける
  • しきい値は、低すぎると鳴りすぎて慣れてしまい、高すぎると気づくのが遅れる

身近な例えで理解する

天井の火災報知器は、いつも煙や熱を感じ取っていて、決まった量を超えると鳴ります。

  • いつも煙や熱を感じ取る監視
  • 鳴るアラート
  • 「この量を超えたら鳴る」という決まりしきい値
  • 人が見張っていなくても気づける夜中でも自動で気づける

誰かが24時間見張っていなくても、火事に早く気づけます。サーバーの監視も、人がずっと画面を見ていなくても、不調に気づかせてくれます。

ちょっと確認

Q14択

監視とアラートの説明として正しいものは?

例えを外して、実際のしくみ

ここからは実際のしくみ
何を見るか

CPU・メモリ・ストレージの使い方(→16)、サーバーがpingに返事をするか(→12)、Webページが開けるか(→15)、ログにエラーが増えていないか(→11)などを見ます。記録が残るので、「いつから増えはじめたか」もグラフでさかのぼれます

アラートの決め方

「メモリ使用率が90%以上の状態が5分続いたら」のように、しきい値と時間で決めます。一瞬だけ超えたときに鳴らないよう、続いた時間も条件に入れることが多いです

クラウドの例

AWSでは CloudWatch というサービスで、指標(メトリクス)を集め、アラームを作り、通知を送れます。EC2の標準の指標にはメモリ使用率がないので、メモリを見るにはサーバーに CloudWatch エージェントを入れて集めます

鳴りすぎもよくない

しきい値が低すぎると毎日何度も鳴り、みんなが見なくなって、本当に大事なアラートを見のがします。高すぎると、気づいたときには手おくれです。鳴り方を見ながら調整します

このページのまとめ

監視
サーバーの状態を自動で見続けて記録すること
アラート
決めた条件を超えたときに知らせるしくみ
しきい値
「ここを超えたら知らせる」という境目の値
メトリクス
監視で集める数値(CPU使用率、メモリ使用率など)

先輩のひとことの意味

先輩「夜中にアラート鳴ってたよ。問い合わせが来る前に気づけたね」

「夜中に、あの集計処理がまたメモリを使いすぎて、設定しておいたしきい値(90%)を超え、知らせが届いていた。当番が会社のルールどおりに報告し、集計処理を止めて対応したので、朝に総務から『開けない』と問い合わせが来る前に片付いた」という意味です。最初は問い合わせが来てから、ログ→ping→…と順に調べました。監視とアラートがあれば、次からは先回りして気づけます。集計処理そのものの直しは、作った担当者に頼むことにしました。

練習問題で確かめる

Q2先輩のひとこと
先輩「このアラート、毎日10回は鳴るから、もうみんな見てないんだよね」

何が問題?

参考資料

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