監視・アラート
パッチと再起動の翌日。「また同じことが起きたら、問い合わせが来る前に気づきたいね」と先輩が言い、新人と一緒に「メモリ使用率が90%以上の状態が続いたら、メールで知らせる」設定を入れました。数日後の朝
監視は、サーバーの状態を自動で見続けて記録することです。
アラートは、決めた条件を超えたときに、メールなどで知らせてくれるしくみです。
- 監視は、サーバーの状態(CPU・メモリ・ストレージの使い方、pingに返事をするか、Webページが開けるか)を、自動で見続けて記録すること
- アラートは、決めた条件(しきい値
- 監視があると、利用者から問い合わせが来る前に、不調に気づける
- しきい値は、低すぎると鳴りすぎて慣れてしまい、高すぎると気づくのが遅れる
身近な例えで理解する
天井の火災報知器は、いつも煙や熱を感じ取っていて、決まった量を超えると鳴ります。
- いつも煙や熱を感じ取る監視
- 鳴るアラート
- 「この量を超えたら鳴る」という決まりしきい値
- 人が見張っていなくても気づける夜中でも自動で気づける
誰かが24時間見張っていなくても、火事に早く気づけます。サーバーの監視も、人がずっと画面を見ていなくても、不調に気づかせてくれます。
ちょっと確認
監視とアラートの説明として正しいものは?
例えを外して、実際のしくみ
何を見るか
アラートの決め方
「メモリ使用率が90%以上の状態が5分続いたら」のように、しきい値と時間で決めます。一瞬だけ超えたときに鳴らないよう、続いた時間も条件に入れることが多いです
クラウドの例
AWSでは CloudWatch というサービスで、指標(メトリクス)を集め、アラームを作り、通知を送れます。EC2の標準の指標にはメモリ使用率がないので、メモリを見るにはサーバーに CloudWatch エージェントを入れて集めます
鳴りすぎもよくない
しきい値が低すぎると毎日何度も鳴り、みんなが見なくなって、本当に大事なアラートを見のがします。高すぎると、気づいたときには手おくれです。鳴り方を見ながら調整します
このページのまとめ
- 監視
- サーバーの状態を自動で見続けて記録すること
- アラート
- 決めた条件を超えたときに知らせるしくみ
- しきい値
- 「ここを超えたら知らせる」という境目の値
- メトリクス
- 監視で集める数値(CPU使用率、メモリ使用率など)
先輩のひとことの意味
先輩「夜中にアラート鳴ってたよ。問い合わせが来る前に気づけたね」
「夜中に、あの集計処理がまたメモリを使いすぎて、設定しておいたしきい値(90%)を超え、知らせが届いていた。当番が会社のルールどおりに報告し、集計処理を止めて対応したので、朝に総務から『開けない』と問い合わせが来る前に片付いた」という意味です。最初は問い合わせが来てから、ログ→ping→…と順に調べました。監視とアラートがあれば、次からは先回りして気づけます。集計処理そのものの直しは、作った担当者に頼むことにしました。
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参考資料
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