サーバーにpingが通りました。でも、新人には気になることがあります。「サーバーは、自分のPCとは別のネットワークにあると聞きました。どうやって届いているんですか?」
先輩
「間のルーターが中継してるんだよ。pingが通ったなら、途中のルーターも生きてるってことだね」
案内
ルーターは、ネットワークとネットワークの間に立って、宛先のIPアドレスを見て、次の行き先へ通信を送り出す中継役の機器です。
「03 IPアドレス」では、例えの中に「外からの電話を内線に回す仕組み」(会社の電話)として、建物(組織)の中と外の間に立つ役で出てきました。
このページで分かること読む 約19分・問題 2問
- ルーターは、ネットワークとネットワークの間に立って、宛先のIPアドレスを見て次の行き先へ送る(中継する)機器
- 通信は、宛先までの間にいくつものルーターをバケツリレーのように通っていく
- 「次にどこへ渡すか」の表を経路表(ルーティングテーブル)という
- 途中のどこかのルーターが止まると、その先には届かない
身近な例えで理解する
手紙をポストに出すと、近くの郵便局から大きな局へ、そこから宛先の地域の局へと渡されていき、最後に家に届きます。
- 手紙に書いた住所→宛先のIPアドレス
- 途中の郵便局→ルーター
- 「この住所ならあの局へ回す」という決まり→経路表
- 局から局へ渡していく→ルーターからルーターへ中継する
ちょっと確認
Q14択
ルーターの役割として正しいものは?
例えを外して、実際のしくみ
ここからは実際のしくみ
ネットワークの間をつなぐ
社内PCのネットワークと、サーバーが置かれたネットワークは別々です。その間をつないで通信を渡すのがルーターです。家のインターネットの機器にも、ルーターの役割が入っています
バケツリレー
宛先が遠いと、通信はいくつものルーターを順に通ります。1台1台は経路表(ルーティングテーブル)を見て、次に渡す相手を決めるだけです
社内PCからサーバーまで、ルーターが順に渡していく道のり(アドレスは説明用の例です)途中が止まると届かない
どこか1台が止まったり、経路表が間違っていたりすると、その先には届きません。pingが通れば、途中のルーターも働いていると分かります
途中を見る道具
traceroute(Windowsでは tracert)を使うと、宛先までに通ったルーターを順に表示できます。どこで止まっているかを探すときに使います
このページのまとめ
- ルーター
- ネットワーク同士の間で、宛先を見て通信を中継する機器
- 経路表(ルーティングテーブル)
- 「この宛先なら次はどこへ渡すか」の表
- 中継
- ルーターからルーターへ順に渡していくこと
- traceroute
- 宛先までに通ったルーターを順に表示するコマンド
先輩のひとことの意味
先輩「間のルーターが中継してるんだよ。pingが通ったなら、途中のルーターも生きてるってことだね」
「社内PCとサーバーは別のネットワークにあって、その間をルーターが宛先を見ながら渡している。pingの返事が戻ってきたということは、行きも帰りも途中のルーターがちゃんと働いている」という意味です。道は大丈夫と分かったので、次はログに出ていたエラーの意味を調べてみます。
練習問題で確かめる
Q2先輩のひとこと
先輩「同じネットワークのPCにはつながるのに、外のネットワークのサーバーには、どれにもpingが届かないんだよね。ほかの人のPCも同じなんだ」
どこがあやしい?
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