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アップデート(パッチ)

セキュリティ
総務から「20時なら大丈夫です」と返事がありました
「再起動のついでに、このサーバーにもパッチを当てちゃおう。この前の脆弱性、こっちのサーバーはまだだったよね」
「アップデート(パッチ)」って、何のことだろう…?

アップデートは、ソフトを新しい版にすることです。

パッチは、不具合や脆弱性(→10)を直すための修正のことで、「パッチを当てる」は、その修正をサーバーに入れることです。

このページで分かること読む 約3分・問題 2問
  • アップデートは、ソフトを新しい版にすること
  • 脆弱性は、見つかって知られると狙われやすくなる
  • Linuxでは、パッケージ管理のコマンド(apt や dnf)でまとめて更新できる
  • 本番のサーバーでは、いきなり当てず、時間を決めて・できれば先に検証環境で試してから当てる

身近な例えで理解する

マンションのエレベーターは、点検で傷んだ部品が見つかると、新しい部品に交換します。

  • 傷んだ部品不具合や脆弱性のあるソフト
  • 新しい部品に交換するパッチを当てる
  • 作業のあいだ使えない更新・再起動のあいだサービスが止まる
  • 張り紙で日時を知らせ、使う人の少ない時間に行う利用者に知らせ、少ない時間に当てる

傷んだ部品をそのままにはしませんが、住人が困らないように日時を決めて交換します。パッチも、当てて再起動するあいだはサービスが止まるので、時間を決めて行います。

ちょっと確認

Q1先輩のひとこと
先輩「このサーバー、パッチは出てるけど、まだ当ててないんだよね」

どういう状態?

例えを外して、実際のしくみ

ここからは実際のしくみ
知られた弱点は狙われやすい

脆弱性とパッチが公表されると、その弱点は多くの人に知られます。パッチを当てていないサーバーは、知られた弱点を残したままになるので、早めに当てます

Linuxでの当て方

10でやったとおり、Ubuntu系では apt、RHEL系では dnf という、パッケージ管理のコマンドで更新します(→10 脆弱性、48 パッケージ管理)

再起動が要る更新

OSの中心部分(カーネル)などの更新は、入れただけでは使われず、再起動して初めて新しいものに切り替わります。動いているプロセスも、古い版のまま動き続けることがあります(→17、18)

本番での進め方

更新で動きが変わることもあるので、本番のサーバーでは、時間を決めて利用者に知らせ、できれば先に検証環境で試してから当てます(→79 本番環境・検証環境)

このページのまとめ

アップデート
ソフトを新しい版にすること
パッチ
不具合や脆弱性を直すための修正(あて布)
パッチを当てる
その修正をサーバーに入れること
再起動が要る更新
カーネルなど、再起動して初めて使われる更新

先輩のひとことの意味

先輩「再起動のついでに、このサーバーにもパッチを当てちゃおう。この前の脆弱性、こっちのサーバーはまだだったよね」

「前に別のサーバーで直した脆弱性のパッチが、この備品予約システムのサーバーにはまだ入っていない。どうせ今夜は再起動して止めるのだから、その時間にパッチも当てて、再起動で新しい版に切り替えよう」という意味です。同じパッチは、先週ほかのサーバーと検証環境に当てて、問題なく動くことを確かめてあります。20時、新人は先輩と一緒にパッチを当て、サーバーを再起動しました。システムは問題なく動いています。でも、またメモリがいっぱいになったら、どうやって気づけばいいのでしょう。

練習問題で確かめる

Q24択

カーネル(OSの中心部分)の更新を入れました。新しいカーネルが使われるのはいつ?

参考資料

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