脆弱性
脆弱性(ぜいじゃくせい)は、ソフトウェアにあるセキュリティ上の弱点(欠陥)です。
見つかると直した版が出るので、アップデートして弱点をふさぎます。
- 脆弱性(ぜいじゃくせい)は、ソフトウェアのセキュリティ上の弱点(欠陥)
- 脆弱性が見つかると、作った側が直した版(修正版・パッチ)を出す
- 公表された脆弱性の多くには「CVE-年-番号」の形の番号がついていて、世界中で同じ番号で呼ぶ
- 06の「22番を全開」や、08・09 で出てきた「chmod 777」のような設定ミス(設定不備)も、同じように狙われる弱点になる
身近な例えで理解する
車や家電に欠陥が見つかると、メーカーが公表して、無料で部品の交換や修理をします。お知らせが届いても、修理を受けなければ欠陥は残ったままです。
- 製品の欠陥脆弱性
- メーカーが公表する脆弱性が公表される(番号がついて、誰でも調べられる)
- 部品の交換・修理アップデート(修正版・パッチを当てる)
- 修理を受けないと欠陥が残るアップデートしないと、弱点が開いたまま
違うところもあります。製品の欠陥はふつう偶然の事故につながりますが、脆弱性は、悪意のある人がわざとねらってきます。
ちょっと確認
脆弱性の説明として正しいものはどれですか?
例えを外して、実際のしくみ
脆弱性とは
アップデートで直す
脆弱性が見つかると、ソフトウェアを作った側が直した版(修正版・パッチ)を出します。Linuxでは、パッケージ管理のコマンドでまとめて新しい版にできます。たとえば Ubuntu なら sudo apt update のあと sudo apt upgrade、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)系や Amazon Linux 2023 なら sudo dnf upgrade です(Ubuntu や RHEL は Linux の種類です。→42 ディストリビューション)。システム全体を変えるので sudo が必要です(→09 sudo、48 パッケージ管理)。種類によっては、アップデートのあと再起動が必要になります(→18 再起動とシャットダウン)
CVE番号
公表された脆弱性の多くには、「CVE-2026-xxxxx」のような番号(CVE-年-番号)がつき、世界中で同じ番号で呼びます。「どの脆弱性の話か」を取り違えずに伝えられます。深刻さは、CVSS という 0.0〜10.0 の点数で示されることが多いです
このページのまとめ
- 脆弱性
- ソフトウェアのセキュリティ上の弱点(欠陥)
- 修正版・パッチ
- 脆弱性を直した版。アップデートで当てます
- CVE番号
- 公表された脆弱性の多くにつく「CVE-年-番号」の番号。世界共通
- JVN
- 日本語で脆弱性と対策を調べられるサイト(IPA・JPCERT/CC)
先輩のひとことの意味
先輩「そういえば、このサーバーに入ってるパッケージに脆弱性が出てるんだった。sudo でアップデートしといて」
「このサーバーに入れてあるソフトウェア(パッケージ)に、セキュリティ上の弱点が見つかって公表された。直した版が出ているから、管理者の権限(sudo)でパッケージを新しい版にして、弱点をふさいでおいて」という意味です。公表されたあとは攻撃する側にも知られるので、早めに直すことが大事です。
練習問題で確かめる
この考え方の問題は何ですか?
セキュリティのニュースで見かける「CVE-2026-xxxxx」のような文字列は何ですか?
参考資料
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