最小権限
新しく担当するシステムのクラウド環境に、新人のアカウントを追加してもらうことになりました。管理者の権限があれば何でもできて便利そうです
「新人さんのアカウントには、必要な権限だけ渡しておくね」
「最小権限」って、何のことだろう…?
最小権限は、仕事に必要な権限だけを、必要な間だけ渡す考え方です。
できることを少なくしておけば、何かあったときの被害も少なくてすみます。
このページで分かること
- 最小権限は、仕事に必要な権限だけを、必要な間だけ渡す考え方
- 理由は、アカウントが乗っ取られたときや、操作を間違えたときの被害を小さくするため
- 身近な例は、rootで作業しない・必要なときだけsudo・IAMで必要な操作だけ許可
- 権限は渡して終わりではなく、ときどき見直して、使わなくなったものは外す
身近な例えで理解する
アルバイトには、お店の通用口とロッカーの鍵だけを渡します。金庫の鍵は店長だけが持っています。
- 渡す鍵権限
- 通用口とロッカーだけ仕事に必要な権限だけ
- 金庫の鍵は渡さない大事なものを変えたり消したりする権限は、必要な人だけ
- 鍵をなくしても、金庫は開けられないアカウントが乗っ取られても、被害が広がりにくい
ちょっと確認
Q1同期のひとこと
同期「とりあえず全員に管理者権限をつけておけば、問い合わせも減るよね」
この考えの問題は?
例えを外して、実際のしくみ
ここからは実際のしくみ
なぜ絞るのか
身近な例
最初から完ぺきでなくてよい
AWSでは、まず用意された権限のセットで始め、しばらくして実際に使った操作を確かめ、それだけに絞っていく進め方が紹介されています
見直す
異動や担当替えで使わなくなった権限は外します。権限は「足す」のは簡単でも、「外す」のは忘れやすいものです
このページのまとめ
- 権限
- そのアカウントで「やってよいこと」の範囲
- 最小権限
- 必要な権限だけを、必要な間だけ渡す考え方
- 管理者権限
- ほとんど何でもできる強い権限。ふだんの作業には使いません
- 権限の見直し
- 使っていない権限を外して、最小に戻すこと
先輩のひとことの意味
先輩「新人さんのアカウントには、必要な権限だけ渡しておくね」
「新人さんを信用していないわけではなく、もしアカウントが乗っ取られたり、操作を間違えたりしても、被害が小さくすむように、今の仕事に必要なことだけできるようにしておくね。足りなければ、そのとき相談して」という意味です。
練習問題で確かめる
Q24択
最小権限の説明として正しいものは?
参考資料
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