流れ3の9語目 / 10

ロードバランサー

NW・クラウド

Webサーバーを2台に増やしました。「社員にはどっちのサーバーのアドレスを教えればいいですか?」と聞くと

「どっちも教えなくていいよ。2台の前にロードバランサーを置いて、そこのアドレスだけ教えて」
「ロードバランサー」って、何のことだろう…?

ロードバランサーは、届いたアクセスを、後ろにある何台かのサーバーに振り分ける「入口の係」です。

使う人はロードバランサーだけを知っていればよく、どのサーバーで処理されるかは気にしなくてかまいません。

このページで分かること読む 約3分・問題 2問
  • ロードバランサーは、届いたアクセスを、後ろにある何台かのサーバーに振り分ける役
  • ヘルスチェック:ロードバランサーは、後ろのサーバーが元気かを定期的に確かめ、応答しないサーバーには振り分けない
  • 前に読んだ言葉とのつながり:入口のアドレスにはDNSで名前をつけ、443番で受ける

身近な例えで理解する

スーパーで、レジ待ちの列を1本にまとめ、先頭のお客さんに「3番のレジへどうぞ」と、空いたレジを案内する係がいます。休止中のレジには案内しません。

  • 案内係ロードバランサー
  • いくつも並んだレジ後ろにある何台かのサーバー
  • お客さんは列に並ぶだけ使う人はロードバランサーにアクセスするだけ
  • 休止中のレジには案内しない止まっているサーバーには振り分けない

ちょっと確認

Q14択

ロードバランサーの役割として正しいものは?

例えを外して、実際のしくみ

ここからは実際のしくみ
振り分ける

使う人のブラウザは、ロードバランサーの入口(名前はDNS →04 で付ける)にアクセスします。ロードバランサーが、後ろのサーバーのどれかにアクセスを渡し、返事を使う人に返します。サーバーを増やしたり減らしたりしても、入口は変わりません(→28 スケールアウト)

ヘルスチェック

ロードバランサーは、後ろのサーバーに定期的に「元気?」と確かめのアクセスを送ります。決められた回数続けて応答がないサーバーには、新しいアクセスを振り分けなくなります。だから1台が止まっても、使う人はほとんど気づきません

入口を1つにまとめるよいところ

種類によっては、HTTPS(→15)の証明書を入口でまとめて扱えます。後ろのサーバーはインターネットから直接つながらなくてもよくなり、ファイアウォール(→06)ではロードバランサーからのアクセスだけを通せばよくなります

ほかのクラウドでも同じ

AWSでは Elastic Load Balancing(ELB)、Google Cloud では Cloud Load Balancing、Azure では Azure Load Balancer などが同じ役割です。ロードバランサーも、置いてある時間(アクセスがなくても)と、処理した量に応じて料金がかかります。使い終わったら削除します

このページのまとめ

ロードバランサー
届いたアクセスを、後ろの何台かのサーバーに振り分ける入口の係
ヘルスチェック
後ろのサーバーが元気か定期的に確かめること
振り分け先から外す
応答しないサーバーには、新しいアクセスを送らないこと
入口は1つ
サーバーが増えても減っても、使う人が知るアドレスは変わらない

先輩のひとことの意味

先輩「どっちも教えなくていいよ。2台の前にロードバランサーを置いて、そこのアドレスだけ教えて」

サーバーのアドレスを社員に直接教えると、サーバーを増やしたり1台止まったりしたときに困ります。2台の前に振り分け役を置けば、社員はその入口だけ知っていればよく、どちらのサーバーが処理するかはロードバランサーが決めてくれる、という意味です。

練習問題で確かめる

Q24択

社員に「このアドレスにアクセスしてね」と教えるのは、どれ?

参考資料

ご意見・「これで例えて!」を募集しています

ご意見・ご感想・質問・間違いのご指摘など、何でもお気軽にお寄せください。「この言葉も例えで説明してほしい」「こんな例えなら分かりやすい」という声をもとに、新しいページや例えを作ります。

  • 説明してほしいITの言葉
  • 例えてほしい場面(部活・アルバイト・家事など)
  • 分かりにくかったところ・間違いのご指摘

意見箱は準備中です。

解説・例え・練習問題はすべてオリジナルです。参考にしているのは公式ドキュメントのみです。ご意見・ご感想・間違いのご指摘など、何でもお寄せください。確認してすぐに直します。

LinuCはLPI-Japanの登録商標です。当サイトはLPI-Japanおよび他の企業・団体とは関係ありません。

運営:core