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料金・コスト管理

クラウド

設計レビューの終わりです。冗長化やオートスケーリングで台数が増える話が続いたあと、上司が先輩に聞きました。

「で、請求アラート設定した?」
「料金・コスト管理」って、何のことだろう…?

クラウドの料金は、使った分だけかかります。

思わぬ請求に気づくために、予算を決めて「超えそうになったら知らせる」設定(請求アラート)をしておきます。

このページで分かること読む 約3分・問題 3問
  • クラウドの料金は、使った分だけかかる(従量課金)
  • 止めても料金がかかるものがある
  • 予算を決めて、超えそう・超えたらメールなどで知らせてもらう(AWSならAWS Budgets)

身近な例えで理解する

電気は使った分だけ料金がかかります。テレビを消しても、コンセントに差したままだと待機電力がかかることがあります。請求書が来るまで、いくら使ったかは意識しにくいものです。

  • 使った分だけの電気料金従量課金
  • 待機電力止めてもかかる料金(ディスクの保管料など)
  • 請求書が来て気づく月末の請求で気づく

使わない家電はコンセントを抜くように、使い終わったクラウドのものは止めるだけでなく削除します。

ちょっと確認

Q1同期のひとこと
同期「検証用のサーバー、止めておいたから今月はもう料金かからないよね?」

どこが心配?

例えを外して、実際のしくみ

ここからは実際のしくみ
従量課金

サーバーの台数と動かした時間、保存したデータの量、外へ送ったデータの量などで料金が決まります。台数が自動で増えれば(→86)、そのぶん料金も増えます

止めてもかかるもの

AWSでは、EC2を止めると使用料金はかかりませんが、ディスク(EBS)の保管料金はかかります。止めたサーバーに固定のIPアドレス(Elastic IP)をつけたままにしていると、その料金もかかります。NATゲートウェイ(→82)のように、置いておくだけで時間ごとの料金がかかるものもあります。使い終わったら削除し、ほかのリージョン(→21)に作ったものも忘れずに確かめます

予算とアラート

AWS Budgetsでは、予算の金額を決めて、実際の金額や「このままだと超えそう」という予測が設定を超えたら、メールなどで知らせてもらえます。ただし金額の反映は1日に最大3回で、知らせが届くまでの間にも料金は増えます。通知だけでは使用は止まりません。止めたいときは、決まった作業を自動で行う「アクション」を別に設定するか、知らせを受けて自分たちで止めます。Google Cloud(予算とアラート)やAzure(Cost Management)にも同じしくみがあります

このページのまとめ

従量課金
使った分だけ料金がかかること
請求アラート(予算アラート)
料金が決めた金額を超えそう・超えたときに知らせるしくみ
AWS Budgets
AWSで予算を決めて通知を受け取るサービス
止めてもかかる料金
止めたサーバーのディスク保管料など、削除するまでかかる料金

先輩のひとことの意味

先輩「で、請求アラート設定した?」

「料金が予算を超えそうになったら、すぐ気づけるように知らせの設定をした?」という意味です。台数が自動で増えたり、削除し忘れたものがあったりすると、月末の請求まで気づかないことがあります。早く気づいて手を打つための設定です。

練習問題で確かめる

Q24択

AWS Budgetsのような予算アラートを、通知だけの設定で使っているとき、正しいものは?

Q34択

クラウドの料金を抑えるために、まずやることとして適切なものは?

参考資料

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