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オートスケーリング

クラウド

設計レビューの続きです。構成図のWebサーバーの周りが四角で囲まれ、「最小2・最大6」と書いてあります

「セールの夜は、負荷で台数が自動で増えるようにしてあります」
「オートスケーリング」って、何のことだろう…?

オートスケーリングは、負荷に合わせてサーバーの台数を自動で増やしたり減らしたりするしくみです。

決めておいた最小台数と最大台数の間で動きます。

このページで分かること読む 約3分・問題 2問
  • オートスケーリングは、負荷に合わせてサーバーの台数を自動で増やしたり減らしたりするしくみ(台数を増やす考え方そのものは→28 スケールアップ・スケールアウト)
  • 「最小◯台・最大◯台・ふだん◯台」と、「何を見て増やすか(CPUの使用率など)」を決めておく
  • 壊れたサーバーを見つけて、新しいものに自動で入れ替えることもできる
  • しくみ自体に追加料金はないが、増えた台数ぶんのサーバー料金はかかる

身近な例えで理解する

空いている時間は奥の席のエリアを閉めておき、混んできたら開けて座れる席を増やします。空いてきたらまた閉めます。お店の広さ以上には、席は増やせません。

  • 開いている席のエリア動いているサーバー
  • 混んできたら開ける負荷が上がったら台数を増やす
  • 空いたら閉める負荷が下がったら台数を減らす
  • お店の広さ最大台数

お店では店員さんが様子を見て開けますが、オートスケーリングは決めておいた条件で自動で増減します。

ちょっと確認

Q14択

オートスケーリングを「最小2・最大6」にしました。夜中にアクセスがほとんどないとき、台数はどうなる?

例えを外して、実際のしくみ

ここからは実際のしくみ
増やす・減らすを自動で

台数を増やすこと(スケールアウト)と減らすこと(スケールイン)を、決めた条件で自動で行います(→28 スケールアップ・スケールアウト)。増えたサーバーにも通信が届くよう、ロードバランサー(→29)と組み合わせて使います

最小・最大・ふだんの台数

AWSのEC2 Auto Scalingでは、まとめて管理するサーバーの集まり(Auto Scalingグループ)に「最小」「最大」「希望する台数」を決めます。最小より減らず、最大より増えません。「CPUの使用率」などを見て、この範囲で台数を変えます

壊れた台の入れ替え

定期的にサーバーの調子を確かめ(ヘルスチェック →29)、だめになった台を新しい台に入れ替えて、決めた台数を保ちます。ロードバランサーは調子の悪い台に振り分けないだけですが、オートスケーリングは台そのものを入れ替えます。冗長化(→84)した台数を自動で守ってくれます

料金

AWSのEC2 Auto Scalingのしくみ自体に追加料金はありません。ただし、増えたサーバーのぶんの料金はかかります(→89 料金・コスト管理)。最大台数は、料金の上限を決める意味もあります。Azure(仮想マシンスケールセット)やGoogle Cloud(マネージドインスタンスグループ)にも同じしくみがあります

このページのまとめ

オートスケーリング
負荷に合わせて台数を自動で増減するしくみ
最小台数・最大台数
これより減らない・これより増えない台数
ヘルスチェック
サーバーが正しく動いているかを定期的に確かめること
Auto Scalingグループ
AWSで、まとめて台数を管理するサーバーの集まり

先輩のひとことの意味

先輩「セールの夜は、負荷で台数が自動で増えるようにしてあります」

「アクセスが増えてサーバーの負荷が上がったら、人が作業しなくても台数が自動で増える。落ち着いたら減る」という意味です。構成図の「最小2・最大6」は、ふだんは2台、多いときでも6台まで、という範囲です。

練習問題で確かめる

Q2同期のひとこと
同期「オートスケーリングの最大台数、とりあえずすごく大きくしといたよ」

何が心配?

参考資料

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