オブジェクトストレージ
社員がアップロードする資料や、サーバーのバックアップをどこに置けばいいか聞くと
「ファイルとバックアップはS3に置いて。サーバーのディスクには置かないでね」
「オブジェクトストレージ」って、何のことだろう…?
オブジェクトストレージは、ファイルに名前をつけて、まるごと預けておくクラウドの保管場所です。
AWSでは Amazon S3(エススリー)がこれにあたります。サーバーとは別の場所にあるので、サーバーを消してもファイルは残ります。
このページで分かること
- オブジェクトストレージは、ファイルを「オブジェクト」として、名前をつけてまるごと預けておく、クラウドの保管場所
- 入れ物(AWSではバケット)の中に、名前(キー)をつけてファイルを入れ、インターネットの通信(HTTPS)で出し入れする
- サーバーのディスク(ブロックストレージ)との使い分け:ディスクはサーバーにつないで細かく読み書きする、オブジェクトストレージは大量のファイルをまとめて長く預ける
- 置いた中身を「誰でも見られる」設定にすると、情報漏えいにつながる
身近な例えで理解する
大きな駅の手荷物預かり所では、荷物をまるごと預けて、番号札と引きかえに受け取ります。棚のどこに置くかは預かり所が決めるので、こちらは気にしなくてかまいません。
- 預かり所バケット(ファイルを入れる入れ物)
- 預けた荷物オブジェクト(ファイル)
- 番号札キー(ファイルの名前)
- 中身の一部だけを入れ替えるのではなく、荷物ごと出し入れするファイルはまるごと置く・まるごと取り出す
ただし、番号札は預かり所が決めますが、キーは自分で決めます(ここは例えと合いません)。
ちょっと確認
Q14択
オブジェクトストレージに置くのに一番向いているものは?
例えを外して、実際のしくみ
ここからは実際のしくみ
しくみ
ディスクとの使い分け
公開しない設定のまま使う
ほかのクラウドと料金
Google Cloud では Cloud Storage、Azure では Blob Storage が同じ役割です。料金は、預けた量のほかに、出し入れの回数(リクエスト)や、インターネットへ送り出したデータの量でもかかります(入れるほうの通信は無料です)。くわしくは各社の料金ページで確かめます
このページのまとめ
- オブジェクトストレージ
- ファイルに名前をつけて、まるごと預けるクラウドの保管場所
- バケット
- ファイルを入れる入れ物(AWSの呼び方)
- オブジェクト・キー
- 預けたファイルと、その名前
- ブロックストレージ
- サーバーにつないで使うディスク。細かく読み書きするもの向け
先輩のひとことの意味
先輩「ファイルとバックアップはS3に置いて。サーバーのディスクには置かないでね」
社員の資料やバックアップをサーバーのディスクに置くと、サーバーを消したり壊れたりしたときに一緒になくなります。サーバーとは別の保管場所であるオブジェクトストレージ(S3)に置いておけば、サーバーに何かあってもファイルは残る、という意味です。
練習問題で確かめる
Q2先輩のひとこと
先輩「そのバケット、誰でも見られる設定になってない?」
何が問題?
参考資料
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